リモートワーカーになって今日でおよそ1ヶ月経ちました。 仕事は概ね順調で、細かい課題はあれどなんとか新しい仕事を続けられています。 リモートワーカーのメリットはやはり通勤という概念がなくなったので、好きな時間に起きることができて、好きなタイミングで仕事を切り上げることができることだと思います。 ちょっとしんどいなと思ったら、いつでもベッドで横になることだって可能です。 誰かと向かい合って仕事をするわけではないから、自分のやりやすいように仕事ができるのは大きいです。

そんな近況はさておき、私はおよそ1年間正社員で組み込みエンジニアをしていました。 それから仕事を辞めざるを得なくなりまして、自己都合退職で3ヶ月の待機期間を経て、就職活動をした結果運良く新しい仕事の機会を得ることができました。 その際に再就職手当と呼ばれる制度があり、いくつか条件はあるものの、ハローワークが失業保険の説明会などでしきりに勧めているものです。

2.1年を超えて勤務することが確実であると認められること

厚労省が公開しているQ&Aから引用しました。 仮に新しい仕事が決まったとしても、短期の仕事だともらえないということです。 今回採用していただいた会社ではフルリモートワークでの採用は、個人事業主として3ヶ月間の試用期間を経てから正社員として採用するという条件でした。

そこでの業務委託契約書には以下のような記載がありました。

第3条(業務委託報酬) 2.委託期間は2020年8月1日~2020年10月末日とする。

第10条(有効期間) 本契約の有効期間は本契約締結日から1年間とする。但し、期間満了の1か月前までに甲又は乙のいずれの当事者からも本契約を終了する旨の書面による通知がない場合には、本契約は更に1年間更新されるものとし、以後も同様とする。

契約書にもこういった文言があるし、個人事業主でも再就職手当の申請はできるということは事前に調べていました。 もちろんハローワークの職員にも確認して、問題ないことを確認してから再就職手当の申請を行いました。 それから数週間後にハローワークからまだ仕事は続いているかという(なんの意味があるのかわからない)確認の電話があり、このまま審査が完了すれば決定通知書というものが届くらしいというところまで行きました。 しかし、その翌日審査をしたら「上司がこの提出した契約書では支給できないと言った。だから現時点で支給はできない」と半ば一方的に告げられてしまいました。 多少の蓄えはあったものの、やはり3ヶ月の待機期間(嫌がらせ)は痛手でこの再就職手当を頼らざるを得ない状況になっていたので、最後の最後で気が変わったから支給できませんでは納得いきません。 そういった経緯を踏まえて、今の採用が決まった会社に相談すると親身に対応していただけました。

2020年7月30日に締結した業務委託契約書の委託条件について、下記の通り変更する。 【変更前】 第3条(業務委託報酬) 2.委託期間は2020年8月1日~2020年10月末日とする。 【変更後】 第3条(業務委託報酬) 2.委託期間は2020年8月1日~2020年7月末日とする。

この覚書を持ってハローワークへ行きました。 ちょうど対応した職員に上司と話をさせてほしいとお願いしたらひと悶着もなくすんなり出てきたので若干拍子抜けでした。 しかし、「この覚書はこのままだとちょうど1年の契約だから、1年を超えて勤務することが確実に該当しない」ためにNGでした。

【変更後】 第3条(業務委託報酬) 2.委託期間は2020年8月1日~2020年8月末日とする。

この時点でまた書き直してくれればOKだということと、少なくとも電話口で一方的に支給できないと言われたことに比べたら再提出くらい他愛のないことでした。 そして今日はなんとか再提出してきて、あとは決定通知書を待つだけなのでこれで一安心でしょう。 若干大げさかもしれませんが、死すら覚悟せざるを得ないような状況でした。 そんな中友達にゴネ得という言葉があるなどとアドバイスをもらいましたが、座して死を待つくらいなら何かしら行動を起こせてよかったなと思いました。

追記: 令和2年9月4日に就業促進手当支給決定通知書という書面が届いていました。 一時はどうなることかと思いましたが、これで当面の不安はなくなりました。